2009年 06月 30日
蛍よりも、
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いつもはまっすぐに駅へ向かう道も、夜の喧噪にまみれてゆっくり歩きたくなるときがある。
車のクラクションや派手なネオンサイン、どこかの店でわっと騒ぐ声、昼間の熱気を含んだアスファルトを渡る生温い風も、けだるく安堵さえ覚えるのはなぜだろう。
シラフで酔っぱらってる??
いえ、やはりそれは夏が近づいている証拠だと思う。
清らかで美しいものは時として疲れてしまう。
少しだけのぞくグレーの部分に親近感を覚えることがある。
私にとって夏はそういう季節だし、うだる暑さも耳をつんざく蝉の声もなくてなはらない。
もちろん、アイスとクーラーがあってこそなのだけど。
今日は蛍よりネオンな気分。
(ただ単に飲みたいだけ〜、が深層心理)
by aridagio
| 2009-06-30 23:59
| 五感