2010年 09月 03日
9月だけれど。
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線香花火の美しさは、その儚さにある。
ほんの数秒の間の物語。
パチパチと弾ける音と火薬の匂いに夏を感じる。
今年は大江戸牡丹と不知火牡丹を買ってみた。
なるほど国産のものは火花が大きく、序破急がある。
ぽとり。と玉が落ちるまでの間の火の変容。
初め艶やかに、そしてはらはらと散って行くさまは桜と似ている。
日本人だなあと思う。
妹と二人でどっちが長く玉を落とさないようにできるか競争する。
玉が落ちたときの少し寂しい気持ちも二人だと楽しい。
派手さはないけど、静かに夜を楽しむ大人っぽさが好き。
by aridagio
| 2010-09-03 17:30
| 四季