ARINCO ときのかけら

Toto

昔の映画館の座席についていたナンバープレート。
思い浮かぶのは映画、ニューシネマパラダイス。
モノがなく貧しくとも豊かな心。
主人公トトの純真な笑顔。
愛に満ちあふれたラストのキスシーン。


品名：Toto [ トト ]
素材：
1900年代リネン [ Italy ]
底部分　現行リネン、真鍮プレート　

Sedere

いろんなアンティークの白を集めた
ふっくらまぁるいお尻です。
クールな白、やさしい白、タフな白、
女性の内面もパッチワークと同じ。
昔の女性の針仕事に敬意を表して、
一針一針つなぎ合わせました。


品名：Sedere [ お尻 ]
素材：
1900年代リネン [ Italy ]
裏地　現行リネン

Ogni giorno

毎日、一緒に歩こう。
行きたいところに連れて歩く。
なぜか大股で歩きたい。
草の匂いをかぎながら。
口笛吹いてどこまでも。

品名：Ogni Giorno [ 日々 ]
素材：
1900年代リネン [ Italy ]
1920〜1930年代リネン [ Germany ]
裏地　現行リネン


ざっくり感とネップの感じ、やさしい生成色。
この生地に出会った瞬間、思わずうなりました！
こんな上質のリネンは久しぶりです。
だんだん数が少なくなってきている、
ざっくり感のあるリネンは特にそうです。

糸を手で紡ぎ、地道に手織りしていた時代。
生地を見ていると、気が遠くなりそうです。
この時代に生きていると、誰もがそう思うでしょう。
しかし、その時代は一日が、一年が、
もっとゆっくり流れていたのかもしれません。

昔、イタリアで織られた布が、長い時を経て、
今、日本で新たな形となり、どなたかの手に渡る不思議…

春のバッグ展

神戸のHutteさんにて「春のバッグ展」が開催され、Arincoも参加いたします。
今回は、アンティークリネンを使って、細部までこだわり、心を込めて作りました。
この機会に、アンティークリネンの風合いを感じてみてください。
点数は少ないですが、ぜひ足をお運びください。

開催期間：　1/29（木）〜2/4（水）

物事の裏側

ここはどこ？
古ぼけたパリのアパルトマン？？
実は日本のとてもありふれた場所。

ちょっと立ち止まって、視点を変えるだけで世界がまったく違って見える。
高いところから見下ろしてみたり、いつもと違う道を通ってみたり・・・
世界は広がる。
ワクワクも広がる。
そして、ふいに本質に行き当たったりする。

満月

今日は満月、まーるいまーるい。
天井にぽっかり穴があいたよう。
同じときに同じ月を見上げている人は地球上にどのくらいいるのだろう。
それぞれの思い。

私のカメラではとうてい写らないので、かわりにローマのパンテオン。
2000年の時を経て。

2009年 淡いはじまり

あけましておめでとうございます。

この冬初めての雪が降りました。
雪の白さにかき消されそうに朧月のごとく浮かんだ真昼の太陽。
空からふわふわとたくさんの羽が舞い降りてきました。

arincoの2009年は静かに始まりました。

2009年よ、どーんとこい！
どんな明日でも受けとめてやる。

日々の断片の中から、arincoの商品やお知らせなど、ぽつぽつと更新していきたいと思います。
こんな淡いはじまりで、よろしくお願いします。