2010年 02月 22日

二月は半ば過ぎ、北の方へ行ってきました。
モノクロームの森。
この世界からは音が消されている。
確かに雪は空から落ちてきて、時が動いているのがわかるのだけど
それ以外に何の変化もない。
じっとしていると、景色の白に音が吸収されているような
乾いた別次元に放り出された感覚。
気温は氷点下というのに、不思議と寒さは感じず、怖さもなく、
どこまでも明るく、南の海の底のようなあたたかさがあった。
写真で見るだけと、実際にそこにいるのとは違う。
ただ美しいだけでない雪景色を、書き留めておこうと思います。
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by aridagio
| 2010-02-22 22:37
| 旅